ポイント制の出会い系サイトがサクラの温床

サクラの温床となっているのが、有料のポイント制の出会い系サイトです。しかし、なぜ、ポイント制の出会い系サイトが、サクラの温床になっているのでしょうか。

一般的に、ポイント制の出会い系サイトの料金体系は次のようになっています。

1.検索で条件にあう女性を探す(無料)
2.女性のプロフィールを閲覧(有料)
3.メールのタイトル、本文の途中まで(無料)
4.メールを全文(有料、ポイントを消費)
5.メールを送信(有料、ポイントを消費)

プロフィールを何度も見ることはありませんので、気になる女性を見つけるまでは、それほどポイントを消費しません。問題は気になる女性を見つけたあとです。気になる女性を見つけたら、何度も、メールの送受信をします。メールを送受信するたびに、ポイントが消費されるので、この段階が、一番、ポイントを消費します。
だから、悪徳業者は、メールのやり取りをする女性を雇うことがあるのです(サクラ)。つまり、男性会員は、架空の女性とメールをやり取りしてポイントが消費されて、お金がなくなっていくのです(当然、実際に女性と出会うこともできません)。
でも、なぜ、男性会員は女性がサクラだとわからないのでしょうか。

匿名性の高さがサクラを可能にしている

なぜ、男性会員はサクラだと気がつかないのでしょうか。
それは、出会い系サイトの匿名性の高さにあります。普通、相手にメールをする場合、メールアドレスが分かってしまいますが、出会い系サイトでは匿名でメールを送信できます。女性にとっては、このシステムのお陰で、迷惑メール対策になったり、変な男性にメールアドレスを知られないですんだりしますので、安心して利用できますが、これを男性側からみてみると、匿名がゆえに、やり取りしている女性が、本当に女性かどうかわからないのです。
だから、男性会員にはサクラかどうかを知るすべはありません。

サクラはポイントも把握している

サクラは出会い系サイトの運営者が雇っているので、男性会員のポイントも把握しています。だから、男性会員はサクラの思うように動かされているのです。どういうことでしょうか。サクラの典型的な手口を紹介します。

サクラはまずは何気ないメールを繰り返します。こうして男性はポイントを消費していきます。しかし、男性は「会えなさそう」と思ってくると、メールをしなくなるので、今度は「会う」約束をとりつけ、男性会員を期待させ、さらにメールのやり取りをして、ポイントを消費させます。しかし、いざ会う日になれば理由をつけてキャンセルします。
男性は女性と会えると思っているので、その後、ふたたびメールのやり取りをはじめますが、ポイントがなくなってくれば、さすがに女性と会うのを諦め始めます。
そのころを見計らって、サクラはふたたび「会いたい」などとメールしてきます。
会えると思った男性は、ふたたびポイントを購入します。
このように、サクラはポイントを把握しているために、男性会員はサクラの思うようにポイントを消費させられていくのです。

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