出会い系サイトのサクラとは?
出会い系サイトのサクラとは、出会い系サイトの運営者に雇われて、会う気もないのにまるで会う気があるように思わせるメールを送りつけてくる女性のことです。だから、メールのやり取りをしていて「女性と会える!」と感じても、サクラが相手だと、いつまで経っても会うことはできません。
なお、なかには、女性ではなく男性のサクラもいます(男性が女性を演じているわけです)。
このようなサクラの「裏側」を見てみましょう。
サクラの裏側
サクラはバイトですが、仕事場に通う「通勤」と、家で作業する「在宅」の二つがあります。
通勤は、普通のシフト制のバイトと同じです。休日があって、24時間常に働き続けるわけではありません。在宅は、通勤とほぼ同じですが、家で仕事します。
仕事の内容ですが、人妻、学生など「キャラ」をつくって、男性会員とメールのやり取りをします。ただ、男性会員をひとりだけ担当するわけではなく、ひとりで何人もの男性会員を担当します。また、人によって、人妻が好きであったり、学生がいいといったりと好みがバラバラなので、サクラは一人で(男性会員ごとに)何人ものキャラを演じます。
バイトが休みのときは、男性会員とメールのやり取りができなくて、出会い系サイトの運営者は、利益が減少するため、ほかのバイトが仕事を引き継ぎます。だから、同一キャラに対して複数のサクラが交代し、担当するのが普通です。出会いサイトの業者によっては、仕事場にはパソコンが何台も並べられており、座った席のパソコンにすでにキャラが決められていたりもします。
では、なぜ、出会い系サイトの運営者は、このようなことをしてまで、サクラを雇うのでしょうか。
なぜ、出会い系サイトの運営者はサクラを雇うのか?
出会い系サイトの運営者は、なぜ、サクラを雇うのでしょうか。その理由は以下だといわれています。
・悪質な定額制の出会い系サイト:女性がいない、もしくは女性が少ないのに、女性がいるように見せかけるため、サクラを雇います。
・悪質なポイント制の出会い系サイト:女性のプロフィールを見たり、メールを送ったりするたびにポイントが消費されていきますが、購入したポイントを無駄遣いさせるために、サクラを雇います。
男性とメールのやり取りをするのは、手間とコストがかかるため、定額制の出会い系サイトで、サクラを雇っても、大きな儲けにはつながりません。
一方、ポイント制の出会い系サイトだと、サクラを雇えば、運営者はボロ儲けできます。
だから、ポイント制の出会い系サイトにサクラが出没しやすいといわれているのです。
最近では、出会い系サイトの売り上げ低下からサイトを雇っているサイトも増えてきているので、出会い系サイトを利用する際には、注意が必要です。
サクラはどのタイプの出会い系サイトに多いのか?
先ほども述べたように、サクラは、ポイント制の出会い系サイトに生息しているといわれています。女性になりきったサクラ会員が、何回もメールのやり取りをしてくるので、ポイントだけ消費して、ポイントを購入せざる得なくなって、お金がなくなっていきます。
巧妙なサクラの手口
なかには「サクラには、ひっかからない」と思う人もいるかもしれませんが、サクラはあの手この手で様々なメールを送ってきます。しかも、サクラはユーザーの残りポイントを把握しているので、ポイントが切れそうになれば、「こんばんわ、Aさん今週はお暇?」というような、まるで会えるようなメールを送ってきます。このようなメールがくると「今週会えるかもしれない」と思ってしまい、ポイントを買ってしまって、ポイントを消費してしまいます。
このようにサクラの手口は巧妙なのです。
サクラの見抜き方
最近、肉食女子も増えてきましたが、やはり女性は受身です。だから、知らない女性から送られてくるメールは、まず、100%サクラと思って、間違いありません。連絡をとらないようにしましょう。
次に、何回もメールのやり取りをしていても、まったく会えない女性、会う約束をしたのにドタキャンしてきた女性はサクラと思って間違いないでしょう。